リハビリテーション科
Rehabilitation
当院のリハビリテーション科について

リハビリテーション科では、整形外科疾患の患者さま一人ひとりの症状に合わせた運動指導を行っています。
また、手に障害のある方やリウマチの患者さまに対しては、治療用装具や自助具の製作も行っています。
運動浴を用いた歩行練習や筋力強化運動も実施しており、スポーツ障害の患者さまが多いのも当科の特徴です。
さらに、脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)および運動器リハビリテーション(Ⅰ)の届出を行い、幅広いリハビリテーションに対応しています。
弘前記念病院 理学療法の紹介
起きる、座る、立つ、歩くなどの基本的動作能力の向上や疼痛の軽減を目的に、関節の運動や筋力強化、動作・歩行練習などの運動療法や、電気や温熱を用いた物理療法を行います。
当院の特徴
広く開放感のある機能訓練室と最新の医療

広いスペースで、常勤31名・非常勤1名の理学療法スタッフがそれぞれの症状に合った治療法を選択し、個別に治療を行います。
また、患者様に最新の医療を提供できるように、各種研修会の参加、臨床研究、学会発表などに力を注いでおります。
手術前から退院までを個別にサポートします

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性股・膝関節症、骨折やなどの整形外科疾患を中心に、手術前から退院まで、一貫した治療を行っています。
ひとりひとりの動きの特徴や何気ない癖にも注意して、姿勢や日常生活動作の指導を行っています。また、徒手療法や電気治療で関節拘縮や麻痺などの個別の症状へ対応しています。

当院では毎週火曜日の午後に、スポーツ外来を設けております。スポーツにより痛みを生じた方に対して、ケガや故障のしにくい身体の使い方を指導します。
投球障害肩、ジャンパー膝、肉離れ、腰椎疲労骨折など、様々な障害にあわせたストレッチ、トレーニング方法、フォームなどの指導を行います。
野球、陸上、サッカー、バレーボール、バスケットボール、スキー、水泳など、幅広いスポーツに対応しています。
ひとりひとりの症状に合わせたインソールの作製

インソール(足底挿板)とは、ひとりひとりの症状や足の形、動き方、歩き方などを評価し、色々なパーツを靴の中敷きに貼り付けて、足の機能改善や痛みの軽減をはかるものです。
陸上、バスケットボールなどのスポーツで問題となる、扁平足、外反母趾、捻挫、疲労骨折、シンスプリントなどに対応しています。
作業療法室の紹介

作業療法室では、作業療法士常勤14名、非常勤1名で頚部疾患・肩疾患・末梢神経疾患・上肢・手の外傷などの 治療を中心に行っています。
リハビリテーションの一部内容のご紹介
頚部疾患の手術前~手術後の評価、治療

しびれや筋力の詳細を検査します。
細かい指の動きの練習や、肩や腕、手の筋力訓練を行います。
肩の治療

かたくなった肩の柔軟性の改善や、筋肉の使い方を改善し
痛みの軽減を図ります。
末梢神経の評価・治療

手のしびれの範囲や筋力の詳細を検査します。
スプリント(手の装具)の製作

患者さま一人一人の目的に合わせて作ります。
外傷や手術後の固定、関節変形の矯正、麻痺した筋肉の代償、訓練に使用します。
日常生活動作

食事、更衣などの日常生活動作、炊事、洗濯、掃除などの家事動作、職業復帰前の作業などを訓練します。
自助具の作製

後遺症が残った患者様や、回復途中の患者様には、困難な動作に対して、その動作を可能にするための道具(自助具)を作ります。
例:頭に届くように柄を長くしたブラシ
腱板損傷手術後のリハビリテーションについて
当院では、入院・外来ともに腱板損傷の患者様が多いです。
手術後のリハビリテーションについてご紹介します。
腱板断裂は主に棘上筋で起こります。手術は断裂部を縫合します。術後より外転枕を装着します。


外転枕
4~5週目、外転枕を外し、自動介助運動開始します。
5週目より自動運動開始します。
7週目より抵抗運動を行い、運動範囲の拡大、耐久性のアップを図ります。
外転枕装着時期
肩甲骨の位置が重要となります。この時期から姿勢のつくり方を重視しています。
姿勢が悪いと痛みの増強をまねきますので、その都度修正していきます。


この時期から、関節が硬くならないように他動(介助)による挙上運動を開始します。

自動介助運動時期

ローラーの利用
ゆっくりと縫合筋を収縮させていきます。
臥位での運動や机を利用した運動は、肩甲骨が安定し、正しい筋肉の使い方が得られやすくなります。
自動運動開始時期


臥位での運動が安定してくると抗重力位に近い運動を加えます。
空間での肩運動時の姿勢を重視し、少しずつ負荷を上げて滑らかな運動を目指します。
抵抗運動時期


セラバンド等を利用
全てのインナーマッスル(肩の場合は腱板筋)をバランスよく強化していきます。
リハビリ終了時

実際、洗濯物を干したり生活動作訓練も行います。
生活動作で肩の使用が可能となって退院されています。